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一般用医薬品(OTC薬)の副作用

OTC 薬の副作用報告、 1251 件に 厚労省は平成 17 年度から 21 年度までの一般用医薬品の副作用報告状況を公表し、総合感冒薬な どで計 1251 件発生していることがわかった。 5 年間の副作用報告によると、総合感冒剤 ( かぜ薬 ) が 456 件で最も多く、主な副作用では SJS※ 、急性腎不全、肝不全等が多く報告されている。次いで解 熱鎮痛消炎剤が 240 件寄せられ、主な副作用は SJS 、関質性肺疾患、肝障害などとなっている。 NIKKEI

※ SJS スティーブンス・ジョンソン症候群とは?
高熱(38℃以上)を伴って、発疹ほっしん・発赤ほっせき、やけどのような水ぶくれなどの激しい症状が、比較的短期間に全身の皮ふ、口、目の粘膜にあらわれる病態です。その多くは医薬品が原因と考えられていますが、一部のウイルスやマイコプラズマ感染にともない発症することも知られています。
スティーブンス・ジョンソン症候群の発生頻度は、人口100 万人当たり年間1〜6 人と報告されており、原因と考えられる医薬品は、主に抗生物質、解熱げねつ消炎しょうえん鎮痛ちんつう薬やく、抗てんかん薬など広範囲にわたります。発症メカニズムについては、医薬品などにより生じた免疫・アレルギー反応によるものと考えられていますが、さまざまな説が唱えられており、いまだ統一された見解は得られていません。

早期発見と早期対応のポイント
「高熱(38℃以上)」、「目の充血じゅうけつ」、「めやに(眼がん分泌物ぶんぴつぶつ)」、「まぶたの腫はれ」、「目が開けづらい」、「くちびるや陰部いんぶのただれ」、「排尿はいにょう・排便はいべん時の痛み」、「のどの痛み」、「皮ふの広い範囲が赤くなる」がみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりするような場合で、医薬品を服用している場合には、放置せずに、ただちに薬剤師に連絡してください。
原因と考えられる医薬品の服用後2 週間以内に発症することが多く、数日以内あるいは1 ヶ月以上経ってから起こることもあります。また、目の変化は、皮ふなどの粘膜の変化とほぼ同時に、あるいは皮ふの変化より半日もしくは1日程度、先にあらわれ、両目に急性きゅうせい結膜炎けつまくえん(結膜が炎症を起こし、充血・目やに・涙・かゆみ・はれなどが起こる病態)を生じることが知られています。
なお、医師・薬剤師に連絡する際には、服用した医薬品の種類、3服用からどのくらいたっているのかなどを伝えてください。
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