最新情報
 

レボチロキシンナトリウム製剤(チラーヂンS 錠®等)の供給について

2011 年7 月27 日
甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について 第11 報

日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日本内分泌外科学会、日本甲状腺外科学会、日本小児内分泌学会の、関連5 学会から、レボチロキシンナトリウム製剤(チラーヂンS 錠®等)の供給について、学会員、医療機関、患者家族の皆様にお知らせします。

レボチロキシンナトリウム安定供給対策委員会(通称T4 委員会)横谷 進(委員長) 原田 正平 皆川 真規

1. レボチロキシンナトリウム製剤の在庫状況
7 月25 日現在でのレボチロキシンナトリウム製剤の在庫量は、以下の通りです。
(1) あすか製薬社内の「チラーヂンS」(S25、S50、S100、散の4 剤形)の在庫量は、4 剤形を合わせて国内需要の約1.4 か月分、「レボチロキシンNa 錠50μg「サンド」(緊急輸入品)」の在庫量は、国内需要の約0.9 か月分、両者を合計した在庫量は国内需要の約2.3 か月分です。
(2) サンド株式会社内の「レボチロキシンNa 錠25μg「サンド」」(国内承認品)、およ
び、「レボチロキシンNa 錠50μg「サンド」」(国内承認品)の在庫量の合計は、国内需要の約0.4 か月分です。
すなわち、2 社の社内在庫の合計は、約2.7 か月分となっています。
2. 8 月1 日(月)からの、長期処方の自粛の解除のお願い第10 報において、7 月11 日より、「被災地以外では3 か月間(90 日間)を限度として処方」して下さるように、お願いいたしました。
7 月5 日の時点での社内在庫量は合計2.2 か月分でしたので、90 日処方での2 週間の期間を経て、心配されたような大量の処方の集中もなく、社内在庫はむしろ増加し
たことになります。チラーヂンS 散については供給が十分でなかった地域が一部にあったようですが、それ以外の製剤については流通の各段階にレボチロキシンナトリウム製剤が十分にストックされた状態で安定してきたと考えられます。
このような状況から、長期処方の自粛の終了が可能と判断いたします。厚生労働省からは、7 月31 日をもって医薬品の長期処方の自粛要請を終了する旨が通知されてい
ます(資料参照)。それに合わせて、レボチロキシンナトリウム製剤についても、8 月1 日より、長期処方の自粛の解除をお願いします。
2
3. 今後の T4 委員会の活動について
T4 委員会は、東日本大震災によりもたらされたレボチロキシンナトリウム製剤の供給不足の問題に取り組むために3 月17 日に活動を開始しました。その後4 か月余りに
わたり、学会員をはじめとする多くの医療従事者、患者家族の皆様にも、多大なご協力をいただきました。今回、ようやく「一安心」と言える状況に到達することができましたこと、深く感謝申し上げます。
今後も、しばらくの間は委員会活動の有効性の検証等の作業が必要と考えますが、次の第12 報においてT4 委員会としての一応の締めくくりを報告できることを期待し
ています。
以上

http://square.umin.ac.jp/endocrine/hottopics/20110728-T4.pdf