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アジスロマイシンの心血管死リスク

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に論文が掲載されました
 
アジスロマイシン、心血管死増/05月22日:NEJM
テネシー州メディケイドコホートを対象に、アジスロマイシンと心血管死の関連調査。アジスロマイシン使用者は抗菌薬非使用に比べ心血管死リスク、全死因死亡リスクが増加した(ハザード比2.88、1.85)。アモキシリン使用者と比べても心血管死リスク、全死因死亡リスク増加と関連していた(同2.49、2.02)。

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1003833

アジスロマイシンは広く使われている抗生物質で、
関連する事項が現在の添付文書にも次のように記載されています

使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2.高度な肝機能障害のある患者[肝機能を悪化させるおそれがあるので、慎重に投与すること。]
3.心疾患のある患者[QT延長、心室性頻脈(Torsades de pointesを含む)をおこすことがある。]

NEJM誌の論文により、上記の記載がより重要な事項に変更されるか、あるいはさらに深刻な事態を想定すれば別の措置がとられる可能性もあり、アジスロマイシンを使用中の患者さんについては、心血管系のイベントを注意深く見守る必要がありそうです。