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重篤な副作用 SJS/TENの話題

薬局でお渡ししている薬剤情報提供文書には「重大な副作用」として症状名が書かれている薬があります。そのなかに皮膚粘膜眼症候群(SJS)と中毒性表皮壊死症(TEN)と呼ばれる重篤な皮膚症状があり、その発生に関する実態調査が 23回 日本臨床皮膚医会
で発表されました。

2005-2007年 厚生省研究班(横浜市大・相原道子先生)

発症は50才代が多い
死亡率は TEN 19%  SJS 3%
後遺症として視力障害、呼吸器障害、肝障害、爪変形 
それぞれが約30%〜10%みられる。

原因薬剤としてはセフエム(抗生物質)がもっとも多く、ピリドンカルボン酸系(キノロン系、ニューキノロン系抗菌剤)が増加傾向、次いで解熱鎮痛消炎剤が多い。
抗てんかん薬・・ラモトリギン(ラミクタール)は承認が08年でありこの調査に含まれて居ない。 この薬剤の高用量投与を開始した症例で皮膚症状の発現率は高く、海外の症例では 多くはSJS/TENである。 同薬による重症薬疹の更なる増加が危惧される・・とされています。