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アメリカで真菌性髄膜炎の患者が多発、死者は11人以上

アメリカで真菌性髄膜炎の患者が多発していて、発症した人は100人以上、死者は11人に上っています。汚染されたステロイド薬の注射が原因とみられ、回収が行われていますが、患者は今後さらに増える恐れがあります。

 アメリカ疾病対策センターによりますと、9日時点で、真菌性髄膜炎の患者がテネシー州やミシガン州など10の州で119人確認され、うち11人が死亡しました。

 患者はいずれもマサチューセッツ州の製薬会社が製造したステロイド薬の注射を受けていて、このステロイド薬がかびなどで汚染された可能性があります。

 真菌性髄膜炎は脳や脊髄を覆う髄膜に菌が侵入して起きる病気で、頭痛や嘔吐、めまいなどの症状が起き、抵抗力の弱い人は死に至る危険もあります。問題のステロイド薬は背中や首の痛みの軽減などのために投与されるということです。

 製薬会社は該当する薬の自主回収を急いでいますが、これまでにアメリカの、23の州にある医療機関に出荷され、1万3000人が問題の薬を投与されたとみられていて、今後患者がさらに増える恐れがあります。

(注射薬は無菌室で製造されているはずで、このような事故はラインのどこかに欠陥があったと思われます。米国疾病管理センターはこの薬を使用した全ての医療機関を把握し公開しています。医薬品の流通経路を把握することの重要性がわかります。注射に関して医薬品の名称すら告げられず、お薬手帳にも記載されない状況は一刻も早く改善しなければなりません)