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ダイエットに関する研究報告

イスラエルで2年間の介入試験後、4年間追跡調査した結果が報告された。いわゆる地中海式ダイエットや低炭水化物ダイエットは、多少リバウンドしても血中脂質などの状態が良好に保たれるというものだ。

同研究は職域における24ヶ月間の無作為介入試験である。対象者322人は無作為に3群に振り分けられ、地中海式ダイエット/低炭水化物ダイエット/カロリー制限を受ける低脂肪ダイエット、いずれかのダイエット法を、職場のカフェテリアで色分けされた食事の提供を受けて実践した。

2年間継続できた者は、全体の85%であった。

介入終了時点で減量効果は、低脂肪ダイエットで-2.7kg、地中海式ダイエットで-4.4kg、低炭水化物ダイエットで-4.9kgとなった。また、何れの群でも減量効果に加え、頚動脈血管壁の肥厚度が軽減され、動脈硬化の進行を予防する効果がみられた。

その後さらに4年間の追跡調査を受けたのは259人で全体の80.2%、2年間の試験満了者の95.2%にあたった。

4年間でのリバウンドは、低脂肪ダイエットで2.7kg、地中海式ダイエットで1.4kg、低炭水化物ダイエットで4.1kgとなった。先の結果と相殺すると、それぞれの減量効果は低脂肪0.6kg、地中海式3.1kg、低炭水化物1.7kgとなり、地中海式ダイエットと低炭水化物に有意に減量効果が認められる結果となった。

6年後に血中脂質レベルを調査したところ、LDLコレステロール/HDLコレステロール比は低炭水化物ダイエットで有意に低下していた。中性脂肪の値は地中海式と低炭水化物で特に改善し、総コレステロールの値は3群いずれにおいても改善していた。

研究者は減量効果だけでなく、血中脂質状態を改善し長く効果が認められるのは地中海式ダイエットと低炭水化物ダイエットのようだ、と結論づけている。


出典は『ニューイングランド医学雑誌』。 (論文要旨)
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