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漢方薬3処方、副作用として「腸間膜静脈硬化症」

7月19日、医薬品医療機器総合機構のホームページ「医薬品に関する評価中のリスク等の情報について」が更新され、 漢方薬3処方について、近く副作用として「腸間膜静脈硬化症」が追記される可能性があることが明らかになりました。

昨年の第34回日本中毒学会(7月27〜28日、東京都)で筑波大学の内藤裕史名誉教授は、漢方薬を長期服用することで間質性肺炎や肝障害などの副作用が出る可能性を指摘、副作用の原因となる物質を突き止めることで危険の予知・予防が可能とした発表を行っています。生薬の山梔子(サンシシ)を含む漢方薬(加味逍遥散=かみしょうようさん=、黄連解毒湯=おうれんげどくとう=など)を3年以上服用している場合、小腸を包む膜の静脈が硬くなる「腸間膜静脈硬化症」を発症する場合があるとしています。

今回、添付文章の改訂が行われそうなのは、黄連解毒湯と加味逍遥散、辛夷清肺湯の3処方のだけのようですが、山梔子は清熱薬として多くの処方に配合されており、長期服用しそうな、茵ちん蒿湯や温清飲、防風通聖散や荊芥連翹湯、加味帰脾湯、清上防風湯、五淋散(いずれも配合が少量の処方もあるけど)は今回、添付文書の改訂の対象となることはないかもしれません。