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デング熱の感染拡大を防ぐため、横浜市金沢区の「海の公園」の一部が5日、閉鎖された。

デング熱の感染拡大を防ぐため、横浜市金沢区の「海の公園」の一部が5日、閉鎖された。感染患者が8月31日に同公園で蚊に刺されたためだが、市保健所は「蚊が感染力を持つには1週間以上かかる。9月5日までの間、閉鎖場所で蚊に刺されたとしても感染の可能性はない」として、冷静な対応を呼びかけている。

市保健所によると、8月17、24日に東京・代々木公園へ行った横浜市南区の女性が蚊に刺され、28日に症状が出た。ただ、9月3日に病院で受診するまで、デング熱とは知らず、8月31日午後3時頃から約1時間、海の公園「犬の遊び場」1か所に滞在し、蚊に4か所ほど刺されたという。

 市保健所は「血を吸った蚊の体内でウイルスが増殖し、感染力を持つには1週間以上かかる」と説明。今回のケースでは、蚊が感染力を持つのは9月7日以降という。デング熱は蚊に刺されてから3〜7日で突然の発熱や激しい頭痛、関節痛などの症状が表れるが、人から人には感染せず、感染した場合でも一般的には1週間前後で回復するとされる。

 市公園緑地維持課によると、海の公園は約46万5600平方メートル。閉鎖場所は2か所で計約1550平方メートルだが、市は周辺の約5000平方メートルについても看板などで注意喚起を促す。蚊の駆除や消毒については、ウイルスを保有する蚊を確認した時点で行うという。

◆横浜、相模原 さらに感染者

 横浜市は5日、同市緑区の30歳代の女性と10歳代の娘がデング熱に感染したと発表した。相模原市も同日、同市南区の20歳代男性のデング熱感染が確認されたことを明らかにした。いずれも、8月下旬に東京都渋谷区の代々木公園を訪れていたという。県内で確認されたデング熱の感染者は、これで計6人となった。

 両市の発表によると、横浜市の女性と娘はともに1か月以内の海外渡航歴はなく、8月26日に代々木公園へ行き、蚊に刺された。8月31日〜9月2日に症状が出て、血液を市衛生研究所が検査したところ、デングウイルスの陽性反応が出た。

 相模原市の男性も海外渡航歴はなく、8月23日に代々木公園を訪れていた。今月1日に発熱などの症状が表れ、5日に国立感染症研究所で血液検査し、感染が確認された。

2014年09月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun