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成人の3人の1人が「毎日薬を飲むのは嫌だ」と回答

成人の3人に1人は、心疾患を予防するために1日1錠の薬を飲むよりも、寿命が短くなるほうを選ぶという結果が、新たなインターネットの調査で示された。また約5人に1人は、毎日の服薬を避けるためなら1,000ドル以上支払ってもよいと考えていることもわかった。

「生涯薬を飲み続けることを避けるためなら、大きな死亡リスクも受け入れるという人が少なからず存在していた」と、研究の筆頭著者である米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研修医Robert Hutchins氏は述べている。

しかし、一部の回答者には薬に対する強い反発がみられた一方、多くの人は不便でも薬の便益を受け入れることもわかった。62%は死亡リスクを負うよりも毎日薬を飲むほうを選ぶと回答した。また、70%が毎日の服薬を避けるために1週間たりとも寿命を失いたくはないと回答し、43%が金を支払いたくもないと回答した。

Hutchins氏は、死亡リスクを負ったり、金を支払ったりするよりも薬を飲むことを選ぶ人が多いことに驚いたと述べている。

「Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes」に2月3日掲載された今回の調査では、インターネットを通じて1,000人を対象に、薬を毎日飲むことを避けるために寿命をどのくらい失ってもよいかを、仮定の話として尋ねた。さらに、服薬を避けるために支払ってもよい金額と、死亡リスクを受け入れるかどうかを尋ねた。

Hutchins氏らは、このような服薬の「利用価値(utility value)」を評価することにより、一部の人が医師からの服薬の指示に従わない理由を解明できるのではないかと考えた。

同氏らによるこれまでの研究では、服薬を嫌う人は薬の味、におい、大きさなどの物理的側面を好まないことが最も多く、薬を入手する手間を嫌がる人もいることがわかっている。米アラバマ大学バーミンガム校公衆衛生学部のDonna Arnett氏は、命を救う薬を飲もうとしない患者が一定数いることに悩む医師は多いと述べる一方、今回の回答者の平均年齢は50歳で、健康について真剣に考え始める時期である点を指摘している。また、回答者の80%以上がすでに毎日1種類以上の薬を飲んでいた。

次の研究では、「どんなに有効でも薬を飲むつもりはない」という少数派の人たちについて深く掘り下げ、そのように考える理由を明らかにしたいとHutchins氏は述べている。今回の研究は、米国立衛生研究所の支援により実施された。(HealthDay News 2月3日)

http://consumer.healthday.com/public-health-information-30/health-cost-news-348/a-pill-a-day-no-way-survey-says-696140.html
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http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=5614:312015216&catid=49&Itemid=98