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「イナビル」「リレンザ」の注意改訂を指示  厚労省、乳製品過敏症に「慎重投与」

「イナビル」「リレンザ」の注意改訂を指示  厚労省、乳製品過敏症に「慎重投与」

( 2015年8月6日 )
 厚生労働省医薬食品局安全対策課は6日付で課長通知(薬食安発0806第1号)を日本製薬団体連合会に送り、抗インフルエンザ薬ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(第一三共「イナビル」)とザナミビル水和物(グラクソ・スミスクライン「リレンザ」)の「使用上の注意」を改訂するよう指示した。添付文書に「慎重投与」の項を設け、「乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者」と記載する。

 さらに、「重要な基本的注意」の項に「乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者に投与した際にアナフィラキシーがあらわれたとの報告があるので、投与に際しては十分に注意すること」と追記する。

 抗がん剤パニツムマブ〈遺伝子組換え〉(武田薬品工業「ベクティビックス」)では、「重大な副作用」の項の皮膚粘膜眼症候群に関連した箇所に「中毒性表皮壊死融解症」を追加する。多発性骨髄腫治療薬ポマリドミド(セルジーン「ポマリストカプセル」)は「重大な副作用」の項に「肝機能障害、黄疸」を加える。悪性胸水治療薬の滅菌調整タルク(ノーベルファーマ「ユニタルク」)は、「慎重投与」の項に「間質性肺疾患のある患者」を追記し、「重大な副作用」の項に間質性肺疾患に関する注意事項を記載する。

 このほか、アルツハイマー型認知症治療薬メマンチン塩酸塩(第一三共「メマリー」)の「重大な副作用」に「横紋筋融解症」を、解毒剤デフェラシロクス(ノバルティス ファーマ「エクジェイド」)の「重大な副作用」に「消化管穿孔」をそれぞれ追記する。

 精神神経用剤ヒドロキシジン塩酸塩、同パモ酸塩(ファイザー「アタラックス」など)には「慎重投与」の項に「QT延長のある患者、QT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者、著明な徐脈や低カリウム血症等がある患者」を追記し、「重大な副作用」の項にも「QT延長、心室頻拍」に関連した注意事項を加える。