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クランベリージュースは尿路感染に有用か? 食料品店販売品では濃度が不十分と判明

クランベリージュースは尿路感染に有用か? 食料品店販売品では濃度が不十分と判明
民間療法でいわれていることに反して、クランベリージュースでは尿路感染症(UTI)を治せないことがわかった。
米テキサス大学 A&M 健康科学センター医学部(ヒューストン)の Timothy Boone 氏は、「多くの人が UTI の症状を緩和しようとクランベリージュースを飲んでいるが、役には立っていない。特に食料品店で売っているジュースの成分濃度では、UTI や膀胱感染症は治せない。クランベリージュースで水分を補給し、細菌を体内から効率よく排出することはできるが、その活性成分は膀胱に届くころにはすっかりなくなっている」と話している。
クランベリーの活性成分である A 型のプロアントシアニン(PAC)は UTI の原因となる細菌に対して有効だが、クランベリーカプセルからは検出されるものの、ジュースからは検出されない。Boone氏によれば、細菌の付着を予防するには非常に高濃度のクランベリーが必要であり、この濃度のジュースは存在しないという。
ただし、1 件の既存研究では、クランベリーカプセルを摂取することにより婦人科の手術でカテーテルを留置した女性の尿路感染リスクが 50%低減したことが報告されている。「この研究ではクランベリーを採取し、クランベリージュース 16 オンス(約 450g)を飲むのと同等の量をカプセルに配合している。つまり、感染予防には大量のクランベリーが必要ということだ」と Boone 氏は述べている。