最新情報
 

2 歳未満の抗生剤使用で肥満増 特に 2 歳未満に 3 コース以上の抗生剤暴露が最もリスク大

2 歳未満の抗生剤使用で肥満増 特に 2 歳未満に 3 コース以上の抗生剤暴露が最もリスク大
米国消化器学会(AGA)は 3 月 22 日、2 歳未満の抗生剤暴露が 4 歳時点の肥満リスクを増加させるとする研究を紹介した。同日、Gastroenterology 誌オンライン版に掲載。
この研究は、2 歳未満の抗生剤暴露と 4 歳時点の肥満との関連を英国民を対象とした大規模コホート研究で検証。その結果、2 歳未満で抗生剤に暴露された場合、小児期初期の肥満リスクは絶対リスクで 1.2%、相対リスクで 25%、それぞれ増加した。特に 2 歳未満で 3 コース以上抗生剤が投薬された群では、最もリスクが高いことが分かった。
研究者は、「抗生剤は家畜の体重増加を促進する目的で長年使われており、抗生剤によって腸内細菌叢の構成と機能が変化し肥満を来すとする仮説が今回の研究でも支持された」と分析している。
米国の小児科外来における抗生剤の処方数は、年間推定 4900 万件、うち 1000 万件以上は、明らかな適応がないケースで処方されているという。こうした状況を受けて研究者は、「必要な場合に抗生剤を使用することに異論はないが、確立された適応症でないケースでの乳児に対する抗生剤の使用は考え直す必要がある」と、医師や児の親に対して抗生剤の適正使用を呼び掛けている。