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悪性黒色腫のニボルマブ、5 生率 34%【米国癌学会】

悪性黒色腫のニボルマブ、5 生率 34%【米国癌学会】
オプジーボ臨床試験 107 例の長期予後が初公表、従来統計 16.6%上回る
2008 年に行われた転移性メラノーマ患者に対する抗 PD-1 抗体ニボルマブ(商品名オプジーボ)の臨床第 I 相試験の対象患者 107 例の 5 年生存率は 34%との新たな成績が米国癌学会(AACR)年次集会で報告された。同学会が 4 月 17 日付のリリースで明らかにした。米国のがん統計(SEER)による2005-11 年の転移性メラノーマ患者の 5 年生存率は 16.6%にとどまっていた。
臨床第 1 相試験が開始されたのは 2008 年。イピリムマブを除く 5 次治療を完了した転移性メラノーマ患者が 5 群の異なる用量のニボルマブ群に割り付けられ、2 週間に 1 回の治療が 2 年間続けられた。患者年齢中央値は 61 歳、67%が男性であった。2014 年の同試験に関する追加報告では、一部の患者ではニボルマブ中止後も腫瘍縮小効果の持続が確認されている。
今回算出された全 107 例の初回のニボルマブ投与からの 5 年生存率は 34%だった。ニボルマブ3mg/kg 群の経年的な推移を見たところ、1 年生存率 64.7%、2 年生存率 47.1%、3 年生存率は 35.3%と経時的に低下し、4 年(4 年生存率 35.3%)ごろからプラトーに達していると考えられた。リリースでは他の 4 群の生存率の推移も同様であったと紹介されている。
研究グループによると、抗 PD-1 抗体によるメラノーマ治療後の長期予後が明らかになったのは初めてで「非常に心強い結果」とコメントしている。