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原発性アルドステロン症指針を改訂【米国内分泌学会】高血圧患者の 10 人に 1 人と推計

米国内分泌学会(ENDO)は診療 GL(CPG)「The Management of Primary Aldosteronism: Case
Detection, Diagnosis, and Treatment: An Endocrine Society Clinical Practice Guideline(原発性アルドステロン症の管理:症例の検出、診断、治療:内分泌学会診療 GL)」の改訂を発表。発表し、原発性アルドステロン症のスクリーニングを増やすよう求めた。オンラインで公開され、Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism 5 月号に掲載予定。改訂は、2008 年以来 8 年ぶり。
原発性アルドステロン症は、副腎のアルドステロン過剰産生により発症する。ナトリウムとカリウム量の調節を助けるアルドステロンが体内に蓄積し、体内のナトリウム貯留により血圧の上昇を来す。原発性アルドステロン症患者の心血管疾患の発症や心血管死のリスクが、通常の高血圧患者に比べて高まる。高血圧の 10 人に 1 人が原発性アルドステロン症を有する可能性があり、未診断の患者が心血管疾患や心不全、腎不全のリスクを来しうると懸念されている。GL 作成に携わった John W. Funder 氏はコストの問題から同疾患の十分なスクリーニングが実施されない現状は、公衆衛生上の大きな問題で、改善の必要性を訴えている。同指針の主な勧告は次の通り。
次の基準に 1 つでも合致すれば、原発性アルドステロンのスクリーニングを行う:
・ 異なる日に測定した 3 回の血圧値がいずれも 150/100 o Hg 超
・ 既存の 3 剤併用療法に治療抵抗性を示す高血圧
・ 4 剤以上の併用療法で高血圧を管理中
・ 高血圧で、血中カリウム低値
・ 高血圧で、副腎偶発腫がある
・ 高血圧と睡眠時無呼吸を合併している
・ 高血圧で、家族に早発高血圧または 40 歳前の脳卒中発症歴を持つ人がいる
・ 第一度近親者全員が原発性アルドステロン症に伴う高血圧を発症している