最新情報
 

ダニ媒介脳炎、23年ぶり患者確認 厚労省が対策強化

ダニ媒介脳炎、23年ぶり患者確認 厚労省が対策強化

 厚生労働省は、ウイルスを持ったマダニにかまれて起きる「ダニ媒介脳炎」が北海道で確認されたと明らかにした。患者は40代の男性で、国内での感染確認は1993年に北海道で見つかって以来2例目。厚労省は、ダニ対策の強化を都道府県などを通じて求めている。
 厚労省によると、男性は7月中旬に道内でダニにかまれ、意識障害やけいれん、髄膜炎、脳炎などの症状が出た。海外への渡航歴はないという。
 ダニ媒介脳炎は、蚊が媒介する日本脳炎と同じ分類のフラビウイルスによる感染症。海外では死亡や後遺症が残ったケースも報告されている。
 このウイルスは、ネズミとマダニとの間を行き来している。北海道の一部地域ではウイルスが見つかっていて、西日本でもウイルスの抗体を持ったネズミが確認されている。厚労省は北海道に限らず、ほかのダニ媒介感染症も含めてダニにかまれないように注意を呼びかけている。