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HPV 接種増で乳児難治腫瘍もほぼゼロに/オーストラリアの全国サーベイランス

HPV 接種増で乳児難治腫瘍もほぼゼロに/オーストラリアの全国サーベイランス
複数の癌を引き起こすハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)に対する 4 価ワクチンの公費
接種プログラムを導入しているオーストラリアで新たに、同ウイルスによる乳幼児の再発性呼吸器乳頭腫症の報告が直近の5 年で年間 7例から 1 例に減少したことが判明した。米国感染症学会(IDSA)が 11 月 9 日、Journal of Infectious Diseases 誌の掲載論文を紹介した。
再発性呼吸器乳頭腫症は母子感染により起こる、まれだが難治の疾患。気道などに再発する乳頭
腫を除去するために繰り返し外科的治療が行われる。オーストラリアの研究グループは、HPV ワクチンの公費接種プログラム開始以降の同疾患の全国サーベイランスシステムを調査。サーベイランス開始年度の 2012 年に 7 例あった報告が 2016 年には 1 例に減少していた。なお、この間に同疾患と診断された児の母親に妊娠前の HPV ワクチン接種歴はなかった。
オーストラリアでは学校での HPV ワクチン公費接種プログラムを導入し、初回接種年齢(14-15
歳)における女児の接種率は 86%、男児の接種率は 79%と推定されている。