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米国人の 3 人に 1 人がうつ病の副作用ある薬を服用

知られざるリスク、米国人の 3 人に 1 人がうつ病の副作用ある薬を服用
米国人の 3 人に 1 人が、うつ病のリスクを高める恐れがある医薬品を服用しているとの研究結果が 12 日、米国医師会雑誌(JAMA)で発表された。
この論文によると、これらの医薬品は広く普及している経口避妊薬や胃の制酸薬、一般的な心臓病の薬などの処方薬や市販薬で、副作用としてうつ病を引き起こす可能性があることが知られていない可能性があると指摘している。

イリノイ大学シカゴ校(University of Illinois at Chicago)のディマ・クァト(Dima Qato)助教(薬剤システム)は「服用している薬が、うつの症状が現れるリスクを高めたり、うつ病の発症につながったりする恐れがあると知ると驚く人も多いのではないか」と述べた。
この研究によると、うつの症状が現れるリスクが最も高いのは、副作用でうつ病が引き起こされ得る薬を複数同時に服用している人だった。こうした薬を同時に 3 種類以上服用した成人の約 15%に服用中にうつの症状が現れたのに対し、薬を一切服用しなかった人はわずか 5%、1 種類しか服用しなかった人は 7%だった。
ブラックボックス警告と呼ばれる明確な警告文で自殺のリスクを表示しているのは抗うつ薬だけだ。降圧薬、「プロトンポンプ阻害薬」と呼ばれる制酸薬、鎮痛薬、経口避妊薬などの一般的な医薬品のパッケージでは、こうした警告文はもっと分かりにくく表示されているか、全く表示されていないかのどちらかだ。このため多くの患者が、こうした一般的な薬の副作用としてうつ病のリスクがあることに気付いていない恐れがあるという。

米保健当局は 1 週間前、米国の自殺率は過去 20 年で 30%増加しが、自殺者の約半数は精神病と診断されていなかったと発表していた。